一族山矢の川コースの地図一族山 矢ノ川コース

 矢ノ川から鞍部までは荒れている。鞍部から南東尾根は途中の保全林コースに合流するまでは割合歩かれているようだ。

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★矢ノ川〜鞍部〜南東尾根〜一族山
参考時間・・・矢ノ川バス停-0:15-矢ノ川最奥-1:30-鞍部(-0:10-作業小屋)-0:20‐保全林コース合流-0:30-山頂


矢ノ川から
一族山を望む

 矢ノ川(矢倉谷川)左岸の車道の終点は最終人家の車庫になっていて、少し手前から沢側の畦道に下りて遡った。矢倉川左岸二本目の枝沢に沿って道があるように手持ちのガイド地図(昭文社山と高原地図「大峰山脈」2000年版)にあったが、初訪時は一本目の沢の先に踏み跡を見つけられなかったので一本目の沢の左岸にあった道を登ってみた。GoogleMapやらYahoo!地図から衛星写真も自宅で確認できる御時世、どちらの沢でも詰めには地形図にまだない(2011年現在)太い林道(林道三和片川線)が建設されているのが分かっていたから適当に登った。地元新宮山の会の「南紀の山と谷」では、この昭文社地図より一本北側の道を「矢ノ川コース」として書いている。道は石段になったり炭窯を交えたりしながら一応かなり上まで続いていたが、かなり荒れていて標高400mあたりから踏み跡も分からなくなりヤブの薄い杉林の斜面を適当に登って急峻な小尾根から林道に出た。殆ど水の無い沢で崩れかけたり蔓がかぶっている道を歩くよりゴロ石の沢筋を適当に登った方が速そうだ。特に問題なく林道に上がり作業小屋に向かうが鞍部には広大な土場が開かれていて驚く。鞍部から作業小屋へは平坦な林道を10分ほどである。林道から階段をトトッと登った丘の上に作業小屋がある。

 2011年の二度目は山と高原地図記載のコースで歩いてみた。前年に辿った沢を渡って次の沢の前に砂防ダムがあり、堰堤の上から左岸の尾根の斜面に弱い踏み跡がある。すぐ谷に近づくが水は流れていない。このコースは下1/3では左岸の雑木林の中の割合はっきりした鹿道、1/3登った雑木林と植林の境では矢ノ川地区をすっきりと望める。中1/3は杉林の中の暗くはっきりしない左岸の踏み跡、2/3登ったところで谷が二股になっており右岸に渡り目指す鞍部の光が暗い中に見えるが、そこから上には踏み跡は見出せなかった。それでも藪もなく何とかどこでも歩ける斜面であった。

 石積みの存在から2010年に通った北側の沢筋が本来の矢ノ川コースでなかったかと思うが、どちらの沢筋でも鞍部までの矢ノ川コースはあまりお勧め出来ない。実質的に廃道であった。

 鞍部から南東尾根に入ると踏み跡ははっきりしている。目印のテープも多い。鞍部の標高は保全林コースの登山口である作業小屋とほとんど変わらないが、シクヤ谷に下りなくて良い分、鞍部からの方が標高差が少なくなるので歩いている人は多いようだ。植林からアセビの森になって次第に傾斜がかかり、ブルーシートの大きなゴミ(?)が見えると左手に寄って保全林コースと合流する。合流地点は植栽がされて分かりにくい。

 昭文社地図にある南東尾根上の道は保全林コースと合流より上でも更に赤テープで続いているようだったが、急斜面となり保全林コースより歩きにくそうだったので割愛した。


入山点付近 後ろに山崩れ
新しいミカン畑のようだ

石積みが随所に残る
(北の沢筋)

稜線がすぐに見える
(北の沢筋)

雑木林の中の
踏み跡
(南の沢筋)

1/3で後方に展望
鵯山?
(南の沢筋)

鞍部より上
南東尾根上の
様子

補記(2013年3月)
 再訪して保全林コースを歩いたところ、標高550m付近の山腹に新しいコンクリ舗装の林道(作業道?)を見た。一部が保全林コースと完全に重なっていて、矢ノ川コースの鞍部の土場から登ってきているようである。鞍部から尾根線に忠実に保全林コースへ辿るのは道がやや不明瞭で傾斜のきつい所もあるので、この新しいコンクリ道の方が道もはっきりしていて歩き易いのかもしれない。

参考文献
吉岡章,大峰山脈(山と高原地図57),昭文社,2000.
新宮山の会,増補改訂 南紀の山と谷,新宮山の会,1987.



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(2011年1月31日分割)