函館山 入江山(291m) +第二砲台跡

 函館山の裏側、つつじ山から北に伸びる尾根上のコブ。短いルート上にいろいろある。当ページでは御殿山から入江山までの具合を述べる。2009年8月に登頂。

入江山の地図


つつじ山と駐車場・第二砲台跡

入江山・水無沢
御殿山から

★入江山

 道道立待岬函館停車場線は入江山入口の前で広くなっていてベンチがあった。入口は刈られているのだが一見、少しヤブ気味な雰囲気でヤブの中に山火事防止用のホースが掛けてあるが、水をどこから持って来れば良いのか分からない。ヤブに覆われた穴澗方面への廃道を分けた後、草地の階段を登ると少し御殿山方面の展望があるが、この時は御殿山はガスっていた。

 再び樹林の中に入り、すぐに一つの砲座がある。入江山演習砲台とのことだ。軍事施設の跡は入江山山頂付近にしかないと思っていたので驚いた。すっかり木に覆われている。押付・穴澗・寒川方面の防衛を目的とした砲台だったようだ。

 続いて三角形の石で出来た寂照塔。洞爺丸台風で遭難した青函連絡船の北見丸の乗組員の慰霊碑とのこと。


ホース

階段の道

シラヤマギク

寂照塔

森の道

観測所跡

 最後の高まりを前に道は二股となり、ぐるっと入江山観測所跡を囲むように道が続いている。西(左)に入るとすぐに観測所の上に上がる分岐がある。観測所跡はレンガ積みの建物の上にコンクリの丸い遺構が残されているが、コンクリはかなりひび割れていた。中の階段を下りると東側で一周している塹壕に合流する。ここの観測所は御殿山第二砲台のための観測を行う施設だったようだ。

 入江山の道は函館山の中でも草本が多い気がする。草原の道となっている部分も多い。


演習砲台跡

観測所跡

クサボタン

★つつじ山駐車場〜入江山分岐

 御殿山から入江山に連なる尾根上には大きな御殿山第二砲台跡があり、公園のように整備されて一般公開されている。つつじ山駐車場から道道立待岬函館停車場線のゲートのすぐ先で遊歩道上の階段があり、第二砲台跡に登る。道道は水平に山腹を辿っている。

 低木の茂る尾根の道端には港の岩壁にある舫(もやい)のようなコンクリと金属で出来た巨大なキノコのようなものがあったりして、歴史遺産の乗る山道であることを感じる。少し行くと第二砲台跡の窪地が広がる。この窪地にすっぽり納まる砲台とはずいぶん大きかったのだと感じる。窪地の中には昔の砲台の写真なども展示されている。振り返れば東側には完全にヤブに覆われた塹壕が御殿山方向につながっているが、危険立入禁止の看板もあり薄暗く気味が悪い。ツツジの花の時期はきれいなのだろうが、ピクニックというにはここでの大休止は暗い歴史が強過ぎるかもしれない。

 南の端には階段が連なり尾根の方向に沿えばちょっと恐い細い階段を登り、立派な東屋がある。屈曲部で直進して尾根を下りると道道に合流する。


もやい(?)のような建造物

草深い塹壕

砲台跡は整備され

崩壊進む(爆破?)

地下への階段

東屋への階段

東屋

★山名考

 函館で入江といえば函館湾のことだろうが、なぜ函館山の函館湾の外側にあたる支峰の名が入江山なのか。

 函館の市街地から見て、本峰の奥に位置する「いり(入)・を(峰)」の転が「いりゑ」でないかと考える。

参考リンク
ようこそ要塞探訪へ(閉鎖されたようなのでリンクを外してURLを記しておく。http://www006.upp.so-net.ne.jp/fortress/introductionja.htm)



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(2009年9月21日上梓 2019年8月9日リンク修正)