鉢伏山・長谷山 長谷から

鉢伏山の地図

 自然研究路7号線である。7号線は長谷の中を車道が平行しているので利用者はそれほど多くないようだ。阪急箕面駅をベースに鉢伏山を目指す際にはルート候補の一つとなるが、大日駐車場から政ノ茶屋までと箕面川ダムから長谷橋までに歩道が分けられていないので注意を要する。


 登山口は「長谷橋」となるが駐車スペースは無い。長谷橋の東の袂から急斜面に付けられた細い道を登るが、すぐに下がる。小広い谷底に下りてスリット式の大きな砂防ダムの見える枝谷を渡る。更に長谷も渡って車道と同じく右岸の道となる。長谷に水は無い。

 右岸の道は旧道のようである。杉並木のようになっている。また長谷を渡り左岸に移るが、右岸をそのまま進む古い路盤も見える。左岸に移ると階段となり、傾斜がきつくなる。左岸は斜面が立っていて、階段道は木作りの長い桟道となる。新しい桟道で幅が広く手すりもある。桟道で尾根の鼻を回って北西から北東へ向きを変える。

 桟道が終わると車道より高い位置で、少し車道を見下ろす。

 右から長谷山からの谷が入るところで、この谷の左岸の急な尾根に階段があり、長谷山に続いている。送電線の巡視路のようである。

 次の右からの谷の所で完全に車道と接する。ガードレールに隙間があり、出入りできる。自然研究路7号線はこの谷に入って登る。谷の中は下の方では床固めされていてまだ木も生えておらず明るいが、すぐに植林の中に入り暗くなる。この植林から、みのお記念の森の園内と言う事のようである。一登りで、みのお記念の森の園路に突き当たる。左手前方が花ノ谷で、管理事務所やトイレがある。右手は園路で、鉢伏山に向かうには園路を回っても花ノ谷から展望塔を経由しても大差ないが、花ノ谷から展望塔の間は多少急な登り道である。花ノ谷の中は人工の湿地で、木道がある。右手の園路の途中からも展望塔に寄れる。展望塔は木作りで、草木への鹿の食害を防いだ森作りの為に花ノ谷と合わせてフェンスで囲われており、花ノ谷入口と合わせて三ヶ所のゲートから出入りする。展望塔の回りは近年伐採されたようでまだ木々が育っておらず、ちょっと荒地のような雰囲気である。みのお記念の森の最奥に芝生広場とトイレがあり、鉢伏山へはこのトイレの横から四反田谷からの峠に登るようになっている。下止々呂美奥山からの道と合流して峠はすぐである。あとは四反田からのコース参照。


長谷橋

登山口

砂防ダム

長谷渡渉

右岸の道

左岸に渡り階段

左岸の桟道

車道を見下ろす

展望塔

 長谷の途中から長谷山への階段道は、尾根の末端が急峻で階段も少し荒れているが、長谷山の東の尾根の階段道とは違って杉の植林の中で落ち葉が殆ど無いので、滑り易いと言う事は無い。尾根に上がるとやや細い尾根で緩やかになる。送電線下に出るとアセビの荒地である。一旦送電線の南側まで突き抜けてから東へ進み、もう一度送電線を鉄塔の横でくぐるところに展望がある。箕面川の谷底の車道と北摂霊園と千里・生駒山の方向が見える。長谷山へは北へまた植林の中に入って緩やかに登る。あとは四反田谷右岸尾根コース参照のこと。


鉄階段の道

緩やかになる

送電線の下へ抜ける

送電線

北摂霊園

千里の方



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(2013年6月30日上梓)