青貝山 南コースの地図青貝山 南コース

 直下の急斜面がきつく、下りでは苦労するだろう。森町北2丁目の奥からの最短ルートは登山としては短すぎる感があるが、南尾根を長めに辿るルートもある。


★箕面森町北二丁目から

 青貝山への最短ルートである。森町北2丁目の北西の端から青貝山が望めるが冴えない丘である。北西へ谷間に入ると道が分岐しており、左手に戻るように折れるとすぐに南尾根の上に出る。右手は荒れた仕事道で東コースの途中に繋がっている。

 南尾根に上がり、青貝山へ向かう。平らな足場のない急斜面に二本のロープが連なっている。急斜面で下りでは滑りそうだが、登りでも滑りそうである。ロープも微妙な高さで掴みにくいが、下りならロープを掴む前提で低山だが軍手は持参した方が良いかも知れない。標高差40mほどを頑張って登ると緩やかになり、すぐに樹林の山頂に達する。

 このルートは青貝山への距離の上では最短ルートだが急で登りにくい箇所があるので、森町北二丁目からの東コースの方が短時間で登れる。


南面直下に水溜まりと
ブルーシートの池?

少し
階段がある

ジグを切って
尾根に上がる

尾根間近

急峻な南斜面

山頂間近

★箕面森町北一丁目から

 東ときわ台と箕面森町とを結ぶ大きい道路から南尾根を辿る。南尾根の末端は4つの入口に分かれていて。いずれも地元のNPO法人が里山保全の一環で道を整備しているようである。メインと言えそうな入口は「里山周回の道」を登るもので、他に西側の北山川支流から登る「沢わたりの道」、森町北二丁目の南寄りから登る「展望の道」がある。また、入口は沢わたりの道だが途中で分岐して南尾根に上がる「西の峠道」がある。東ときわ台と森町を繋ぐ道路は盛り土で北山川を渡っており、沢わたりの道は近隣公園前バス停からだと一旦谷底へ標高差40mほどを下がることになる。谷底の沢わたりの道入口へは舗装道路の他に短絡する歩道の近道がある。4つの道の入口の内の2つは一巡りの道なので、3つの南尾根の入口となる道と、1つの途中で分岐する道と、南尾根上をそれぞれ分けて以下に書く。

・沢わたりの道

 沢わたりの道の沢沿いはそれほど長くなく、水の少ない沢を渡るのは三度である。三度目は本流に沿った道から折れて沢を渡り、僅かに対岸を戻ってから右の支谷に入る。三度目を渡らずに本流の谷の奥へも道が続いているが先で荒れている。支谷に入るとすぐに沢の水は無くなり、炭釜跡があって左手の尾根に取り付く。斜面の横腹を登り、本尾根に乗ると里山周回の道へ合流する。

 近道を下りて沢わたりの道の入口から光ヶ谷の沢沿いの車道を吉川峠の方へ700mほど北上した所から枝谷に入ると、南コースの尾根の西側の山裾にミツマタ群落がある。

沢わたりの道・近道

近道入口

近道を下りる

沢わたりの道へ合流

沢わたりの道
入口

沢沿いを
進む

西の峠道分岐
右へ三度目の渡渉

左手に炭釜跡

谷を離れる

里山周回の道へ合流

・展望の道

 展望の道の末端からは青貝山が望めるが、これから森町北2丁目の住宅が建ち並ぶと見えなくなるかもしれない。小尾根から斜面を南下して尾根に上がって向きを変えると、後方に森町の街並みの展望が見られる所もあるが、全体として展望は少ない。

展望の道

展望の道入口

青貝山が見える

斜面を登る

斜面トラバース

展望はイマイチ

展望の道

・里山周回の道

 里山周回の道は一巡りのルートである。青貝山へは2本のルートということになる。里山管理小屋の西側からでも東側からでも大差は無いが、東側からだと下の方の階段の区間が多少長いので西側からの方が楽かと思う。西側から登ると、尾根に上がった所が東ときわ台への道の法面の上で、夕日ビュースポットで森町西と採石斜面の長尾山の向こうに大阪平野が見える。森町に住宅が少なかった頃は夕日ビュースポットでオオタカを狙うバードウォッチャーの望遠鏡を見たりしたが、住宅が増えてもうオオタカはいないかもしれない。駐車場と里山管理小屋のある東側から登ると階段道で林の中をジグザグに尾根まで上がる。尾根に上がるまでは階段が多くやや急だが、尾根に乗れば後は緩やかである。東側からだとヤマモモの株立ちした大きな木が尾根の上に多く見られる。

里山周回の道西回り

里山周回の道
西口

ブル道の
跡のようだ

急登は切り替え
左の細い道へ

補助段の石が
有難い

夕日ビュースポットへ

夕日ビュースポットから
森町西・長尾山方面の展望
里山周回の道東回り

里山管理小屋は
この奥

駐車場の奥から
歩道

一旦
南側へ登る

一段上がる
バス出張所

階段の道

尾根の上は緩やか
ヤマモモの木

・西の峠道

 沢わたりの道の三度目の徒渉をせずそのまま三角刀で削ったような狭い谷底の右岸を進む。奥は流れて樹木も少なくなった土の斜面が立つようになり、ジグザグで右岸の上の方の草木が生えている所まで上がる。上がった先を少しそのままを右岸沿いに進んだ所で左に直角に折れて斜面を直に上がる。すぐに稜線直下の急斜面になってくるのでまたジグザグに上がって鞍部の稜線に出る。ここが「西の峠」なのかと思うが、鞍部を越えた北側に道はなさそうである。

 稜線を階段を交えて登り、里山周回の道に合流する。

西の峠道

狭い谷底

右岸の高い所へ

直角に折れて斜面へ

鞍部に上がる

階段交えた稜線

里山周回の道に合流

・南尾根(366m標高点より北)へ

 尾根の上には幾つか防火用水のドラム缶がある。里山周回の道の最高点の366m標高点から北方に進んだ展望の道の脇に「2」と大書きされた防火用水のドラム缶があり、ドラム缶の後ろへ下っていくのが稜線上の青貝山南コースである。南尾根の稜線の東側斜面にも道が造成されており、「2」のドラム缶から少し東へ下ったスダジイの木の所で展望の道から分岐する。2本の道は350mに渡って平行していて、所々で接している。東側斜面の道には所々斜面の下手へ分岐があるが、どの分岐もロープが掛けられて通るなと言っている。

 350mほど北進すると「1」と大書きされた防火用水のドラム缶があり、平行していた道は合流する。ここも東側下手に下りる道の分岐があるが、やはりロープが掛けられて通行止めとなっている。

 「1」の防火用水のドラム缶から更に北進すると森町北二丁目の北西端からの道が右手から上がってきて合流する。後は急斜面を登る。


ここから南尾根へ入る

一旦下る

南尾根上の道

展望の道の
スダジイの木(西から)

東斜面の
道を下る

森町側へ下りる分岐が
幾つかあるが通行止め

東斜面の道

明ヶ田尾山が見える

1の防火用水ドラム缶



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(2018年5月27日上梓 2023年10月16日改訂)