開聞岳(922.2m)

 まだ日本百名山に憧れていた頃のお山です。洗練されてない内容でスミマセン。中身も思い出語りです。

頁内ジャンプ

歩行日・・・1995年12月18日
5万図・・・「開聞岳」
時間・・・丸一日コース
地図的見所・・・薩摩方言の入った数々の地名、池田湖周辺の火山性の地形


2003年再訪時 竹山中腹から見た開聞岳

★指宿から登山口まで

 前日は指宿の湯の里YH泊。ここは小さなYHで特にウリになるツアーなどもないが、ペアレントさんが柔らかいいい人で良かった。晩飯の献立はメインが1泊目が揚げ立てのさつま揚げで、2泊目がキビナゴの刺身でした。それに薩摩煮がつきます。とにかく季節の美味しい魚が上品に食べられる。「今度屋久島に行く時は寄ります」と言って後にしたけど、まだ一度も再訪していない。いつか再訪しなければと思っている。窓からは、やしの木の公園の向こうに魚見岳が見えるロケーション。

 朝ごはんを食べて、YHのママチャリレンタサイクルで開聞岳に出発。YHから徒歩10分ほどの指宿駅にもレンタサイクルはあるが営業時間の関係でYHで借りた方が良い。少しは安いし。

 海岸に出て南下し、いわさきホテルの入口で右折して指宿枕崎線の線路を渡る。湯の浜は朝の冷え込みでずいぶん湯気が出ていて旅情かき立てられる光景だった。開聞岳は頭だけ見えている。しかしちょっと山蔭に入るとすぐ見えなくなる。この日の道中、いたるところで開聞岳は見えて、場所によっては羊蹄山より大きいように見えるけどほんとは小さい山だ。

 山川港を回りこんで山川の中心部へ。魚の工場が多い町だと思いった。

 町のはずれの金毘羅鼻(こんぴらどん)から長崎鼻(ながさきどん?)にかけては九州自然歩道の人参畑の中の車の来ない気持ちのいい道。ニンジンの葉は涼やかで気持ちよい。タクアンにするのか、切干大根か、大根がはさ掛けに干されている。竹山(202m)は桂林のような雰囲気の山。ソテツの自生地。登ってくればよかった。猛禽類の渡りが見られた。自然歩道であると同時にとてもいいサイクリングロードであった。


長崎鼻の釣り人

 右手には人参畑の真ん中に山川地熱発電所の蒸気がもうもうと上がっているのが見える。この辺、もしかしたら地熱で霜も下りないのかな?

 岡児ヶ水の狭い路地を抜けて菜の花畑を通って観光地、長崎鼻へ到着。ちょっと売り子がうるさい。竹島と硫黄島が見える。屋久島は見えなかった。ブーゲンビリア、青い野菊、ツワブキ、サザンカが満開。ハイビスカスもちらほら咲いていた。

 開聞岳の北東麓は有料の自然公園とやらになっていて自然歩道はその中をトンネルで抜ける。変な話だ。トンネルは勾配があって、真っ暗で楽ではない。時折窓(!)から見える風景は、公園ではなくゴルフ場だ。トンネルを抜けても海岸風景がそれほど見えた記憶はないが、ずっと開聞岳は見えている。真西の田の崎まで来ると開聞岳の500m付近の円錐の乱れが見える。唯一の弱点だ。

 地図には載ってない水平の道が登山口まで伸びていて、山麓の町に下りずに登山口に到着。一帯はグラススキー場になっていた。隅の方に自転車を停めて登山を開始。


★開聞岳登山

 世に有名ならせん状登山道。気温は8度と低いが風がなく蒸し暑い。照葉樹林の為、展望は所々にしかなく、落ち葉が少ないのが印象的だ。9合目まで上がると展望が開けてくる。枕崎方面の海岸風景が良い。

 山頂に着く頃には天気は曇りになり、少々寒かった。桜島、高隈山が雲海の上に浮いている。しかし一方で山頂の火口側の岩の間にはゴミがたくさんはさまれており、悲しいものがあった。山頂では焼肉をしているグループがあり少しご馳走になった。北海道から来たと言ったら驚かれた。


★池田湖を巡って指宿へ

 登山口まで駆け戻り、開聞町の市街地にダウンヒル。鉄道を渡る直前の役場で登山証明書をいただく。しかし時間がなかったとて枚聞神社に寄ってこなかったのは痛恨の極みである。開聞町から池田湖までは緩やかなだらだらした登りで、下山直後の足にはママチャリではつらいものがある。流しソーメンの唐船峡公園もこの時期は静まり返っている。西側の火口壁のような地形では紅葉が見頃で「さすが南国」と感心した。

 池田湖はこんな九州島の端っこにありながら九州最大の湖だ。開聞岳を均してこの湖に埋めると丁度いっぱいのような気がする。

 湖畔のお土産屋さんで夜香木の香水とコダカラベンケイの葉をお土産に買う。当時は訳のわからないものを買っていたもんだ。香水は今でも捨てられず、コダカラベンケイも居間で茂っている。腐れ縁だ。

 湖畔を離れ、池田の中心街に登りつき振り返ると、池田湖越しの開聞岳が絶景。

 ここから東に向かい、茶畑の中を足を伸ばして下っていく。漕がないとちょっと寒い。魚見岳半島の基部の吹越集落はその地名の表すとおり風が強いのであろう、飛ばされた瓦の替わりに青ビニールが屋根にならんでいる家が多かった。ちゃんと乗っている瓦は本当に重そうだ。

 知林ヶ島はトンボロか?風が強くて自転車を下りてまで見る気がしなかった。もっとゆっくり再び訪ねてみたい。指宿の町に入ると風も弱くなる。湯の浜のその翌日が、新館オープンと言う市営砂蒸温泉に入る。当時の値段が710円。浴衣を着て砂をかけてもらう。砂は時々取り替えてくれる。無理をして20分粘ったが汗が目に入っても拭けないのに耐え切れず出してもらった。


★2003年12月再訪


竹山

 2003年12月、念願のこの地域再訪を達成。湯の里YHのペアレントのご夫妻も頭に白いものが混じるようになっておられました。今回はYHのレンタサイクルではなく指宿駅の貸し電動アシスト付き自転車「楽チャリ」を借りました。建前は9時からの貸し出しですが、貸し出し窓口の駅レンタカーは8時から営業しているので8時から借りられました。2時間300円、4時間600円。温泉は、もう砂蒸はケッコーなので市街の村之湯温泉へ。とても鄙びた温泉でいいトコロでした。

竹山登山・・・ 竹山は中腹のお社までしか道がなく、その上はあまりに危険で登ることが出来なかった。下山してから北西斜面を見ると、こちらは深いヤブが山頂まで続いているように見えるので登れるかもしれない。中腹のお社までは、道もはっきりしているし、問題ない。竹山の切り立った斜面はソテツがわらわらと生えていて、不思議な光景である。ソテツの実はかなり大きく丸っこいはずだが、あんな斜面に種が留まる事がありえるのか、不思議である。山上へ分布を伸ばすのも、ソテツの身長ではいったい何年かかったことだろう。お社手前の手前のピークに踏み跡があり、開聞岳の素晴らしい展望が得られます。

スメ

鰻池と鰻地区・・・鰻池は水面の標高が122mであるが電動アシストがあるので楽々到達できた。バスは1日1往復。自転車で国道から数十分だが、置き忘れられたような静かな古い日本が残っていた。ほとんどの家が古い木造家屋で、各戸とも「スメ」と呼ばれる温泉の噴気を使う調理スチームを敷地の中に持っている。その湯気が町のあちこちから立ち上り、いい雰囲気だ。公民館の公衆電話は今ではほとんど見かけなくなったピンク色の大型のものが現役で使われていた。

知林ヶ島に渡る・・・未達成

今後の課題
知林ヶ島
池底地区探訪
焼酎工場見学と試飲
弥次ヶ湯温泉



トップページへ

 資料室へ 
大手のエステ
(2003年5月15日上梓 12月14日修正)