昭和新山
駐車場から

昭和新山(398m)

 壮瞥エコミュージアム友の会主催の登山学習会に参加して登った。第二次大戦中の生成から年月が経ち、山の温度が下がるにつれて山体が縮んで標高は400mを割ってしまった。


★登り


昭和新山の赤い正体
長流川の流れで堆積した粘土が焼かれ
レンガ状になったもの 赤いのは鉄分の色
白いのは石英分が析出している

登りの難場
西斜面はザレている
道は本来は無い

休憩地点より
北斜面にお立場のような草地がある

ハハコグサ

★亀岩


亀岩
昭和新山の表面は焼かれた
粘土に覆われた部分が多いが
ところどころ溶岩が露出している

亀岩
亀のような形だ
かつてはもっと熱く
割れ目が赤く光っていたと言う

調理スチーム
亀岩の脇で持参した食材を
温めてもらえた
三松正夫もこうして使ったそうな

亀岩から壮瞥町を望む
中ほどの緑が見えるのは
屋根山の台地
この地下にも潜在ドームがある

亀岩付近 本日104℃

★最後の登り


亀岩から最後の登りは急だ
溶岩部分も増える気がする
苔が多い

最後の登りの赤い斜面
鹿の糞が落ちている
冬に温かいので集まるらしい

山頂の様子

山頂から駐車場を見下ろす

有珠山ももちろん見える
もやっていた

★下山


亀岩からの下り

東斜面
ちょっと怪しい地形

グレン谷から見上げる
この辺りは焼かれた粘土が
ずり落ちてしまったという
大きく溶岩が露出している
衝上の擦痕も見える

グレン谷から見上げる
グレン谷は昭和新山が出来る前は
小沢だったという
粘土に覆われて冷えれば小有珠と違い
溶岩は酸化されず赤くならない

後山潜在ドームの
上を登る
草も木も生えているが
湯気も上がっている

後山潜在ドームを下り
出発地に戻る
この岩の上にはかつて
サンゴ岩と呼ばれる岩が
あったが崩れてしまったという



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(2008年6月4日上梓)