戸隠山 西岳連峰

上楠川の入山口にある
西岳登山道の看板

登山道から見上げる
本院岳

(本院岳・爪越峰・西岳・弁慶岳)

 崖や鎖場のある山が大好きなので、初めての北アルプスより東の本州の山に戸隠山を選んだ。百名山にもなっている高妻山も行ってきたが、そのまま戸隠山西岳第一峰の弁慶岳まで縦走してから下山した。山の名を受けたトガクシショウマが見たかったが季節が秋で見られなかったのが残念だ。戸隠山八方睨から西岳を経て上楠川集落までだけを記す。戸隠山全体の印象としてはもっと崖が多いのかと思っていたが、稜線を歩いている限りは意外と草木に覆われていてちょっと拍子抜けであった。

歩行日・・・1999年10月24日
五万図・・・「戸隠」
時間・・・八方睨-1:30-西岳-2:40-上楠川(下り)


とがくしだけにしだけれんぽうのちず 八方睨からコルまでは、やや踏まれていない印象だが普通の踏み跡がある。西岳の一番東側の爪越峰(標高不明)の登りにかけてやや不明瞭な所があったが、適当に上を目指した。途中にある「板倉清水」らしき所は土が湿っているだけだった。もしかしたら縦走路からはずれて存在するのかもしれない。爪越峰、続く本院岳とも、八方睨に比べると展望は物足りないものがある。高妻山の姿はずんぐりとしてくる。

 本院岳と西岳の間は「西岳キレット」と呼ばれ注意していたが、それほど危ない感じはしなかった。西岳山頂は標高が最も高いのに本院岳に比べて更に展望が悪くなる。笹薮と雑木ブッシュに囲まれている。西岳第一峰(P1)またの名、弁慶岳まではのんびりした感じで季節がよければお花が咲いていそうだ。第二峰方面へは全く踏み跡はないがヤブ漕ぎなら行けそうな気がした。

 下山に使った西岳登山道はかなり危ない。大概の所に立派な鎖やロープが掛けてあり、跳び移ったりする所はなく、不要に緊張したりしなければ良いのだと思う。ただ、どの鎖も下の方は角度がきつい関係で宙にぶら下がっているような感じであった。登りの方が大変かも知れないと思った。途中、本院岳を仰ぎ見る景色の良いところがあった。紅葉の時期でもあり、聳える本院岳が素晴らしかった。

 他にも注意を要する所として、丸っこい岩の飛び出た、堆積岩の一枚岩斜面があった。奇妙な歩き心地であった。

 尾根が終わると広いブナの緩斜面になる。すぐ上が修羅場になっているのは信じられない穏やかな尾根だった。更に下ると大平の牧草地の端に出て、マイカーで来るならここで登山は終了となりそうだ。自分はバスのある所まで歩かなければならないので上楠川の集落に続く地図上の点線を辿った。大平牧草地の林道最終地点から楠川の沢沿いに下りる部分は国土地理院の地図は間違っているようだ。歩道は林道終点のすぐ先で谷の斜面のトラバースになり、鏡池から沢が合流する少し上流で沢身に下りている。後は気持ちのいい疎林の河原を歩き、上楠川集落に至る。集落はずれには、右上の写真の看板(P1尾根核心部(上部)ルート図)があり、状況がわかる。

 宝光社の「よつかど」という蕎麦屋で新そばをいただいた。何が違うのかよくわからないが、北海道で「おいしい」と言われている蕎麦屋さんと比べても「次元が違う」と言いたいほどおいしかった。単に下山直後で腹が減っていただけだろうか・・・。


八方睨から西岳連峰


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大手のエステ
(2002年6月22日上梓)