たまもじょう
玉藻城(高松城址)
堀の中は海水
後ろはフェリー

瓦せんべいのページ@高松

 子供の頃より馴染んでいた高松名物・瓦せんべいを食べ比べてみた。名物にうまいものナシとは言うけれど、高松の瓦せんべいは美味いと思う(2008年1月取材)。先行研究ページとしてここがある。

 よく言われている瓦せんべいの由来は、江戸時代末期に讃岐で栽培されていたサトウキビから作られていた三盆糖を用いて高松城(玉藻城)の瓦にあやかってその形を採り、名も借りたと言うもの。

目次

 今のところ確認しているメーカーは3店。他に高松辺りでご存知の方がおられましたら教えてください。創業順に以下の三店を確認している。市内の古い看板など見ると昔はもっとメーカーが有ったのではないかと言う気がしている。


★場所

 二つのくつわ堂はいずれも高松市内中心部、高松中央商店街アーケードの中にあり、分家と本家の関係らしい。現在、お土産屋さんや高松市外でよく見かけるのは宗家。宗家は株式会社で総本店は有限会社。国宗勝利堂はマイナーだ。このページでは主に2つの「くつわ堂」を比較する。

かわらせんべいのおみせのちず1 瓦せんべいの地図2

★食べ心地

瓦煎餅のだんめん
瓦せんべい断面比較
上が総本店、下が宗家

 総本店のものは原料に重曹が入っている。だから少し軽い。断面も総本店は泡が見えるが、宗家はびっちり詰まっている。厚さはほぼ同じ。香り付けは総本店はケシ、宗家はゴマ。しかしあまり香りの違いは分からなかった。味は総本店のほうがやや薄味な気がする。口にした直後、宗家のほうが早く甘みが広がるのに対し、総本店はジワッと広がる。やや総本店の方が上品な感じ。宗家は粉感が甘みと同時に広がる。粉っぽいと言うわけではなく、これも高松の瓦せんべいの持ち味で、悪いものであると言うことではない。その点が総本店ではやや弱い。硬さは宗家のほうが硬い。

 より瓦らしいのは宗家だが、上品さでは総本店。上品とは言っても他の地方の瓦を思わせる硬質感に乏しい瓦せんべいに比べれば瓦らしさは十分にある。しかし重曹が入った分、「高松の瓦せんべいらしさ」を減じ、どこにでもある甘煎餅の味に近づいているのも事実であろう。しかし、どちらの方が美味しいか、個人的な印象だけでも決められない。

 国宗勝利堂のものは持ち帰って同時に食べて比較せず、また最も大きいタイプも購入せず、帰路の道中で一口食べたらやめられなくなって全部食べてしまったので比較できなかった。くつわ堂と同じ程度に美味しいことは国宗勝利堂についても確実に言える。


★包装

 宗家の個袋が白地に透明で絵柄を配したものであるのに対し、総本店は絵柄が付いていない透明のものである。総本店は個別袋が透明であるが、オレンジ色の紙の包装が付けられる事で地元では知られている。


くつわ堂総本店
「大瓦せんべい」

宗家くつわ堂
「特大瓦せんべい」

くつわ堂総本店の
オレンジ紙包装
五円玉は大きさ比較のため


★喫茶部

 喫茶部・本店は総本店のほうがかなり上品で高級感があった。総本店のカフェはまるで美術館のようだった。重厚な外観で、良い音楽がかかっていて、良い美術品が飾ってあり、ほど良い暗さでいいムードだ。客も上流階級のような人が多かった。チーズケーキはスフレを食べたが、アッサリフックラでおいしかった。コーヒーも無難に高級な味が出ていた。一方、宗家のカフェはやや郊外にある西店(高松市郷東町575)に隣接し、古い四国の蔵をイメージした建物で内装は高級感があり良い音楽はかかっているが、花が多く飾られ、隅に瓦せんべいをはじめとした土産向き商品が陳列され、ロードサイド店的な土地柄に合ったやや庶民的要素がある。チーズケーキにスフレはなく、レアチーズバリエーションのみだった。コーヒーは非常に無難な味だと感じた。

 総本店の喫茶部は片原町の店の二階にある。一方、宗家はアーケード内の「総本舗」には飲食できるスペースはないようだ。

宗家くつわ堂総本舗
宗家くつわ堂総本舗@兵庫町
宗家くつわ堂喫茶部
宗家くつわ堂喫茶部
「く・つ・わDo」@郷東町
くつわ堂総本店
くつわ堂総本店@片原町

 下の写真は第三の瓦せんべい屋「国宗勝利堂焼元」と、そこのシナモン瓦せんべい。バレンタインデー向け試作品をオマケにいただいた。


国宗勝利堂焼元@西の丸町
ハート型瓦煎餅
試作シナモン風味


トップページへ

 喫茶部へ 
(2008年3月9日上梓)